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ドコモ、大容量プランのテザリング無料に auとSBは?広報担当者に聞いた

NTTドコモが、当初は2018年3月末までとしていた大容量プランのテザリング無料キャンペーンの期間を無期限に延長すると発表。この動きを踏まえ、残るキャリア2社はどう対応するのだろうか。

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 NTTドコモは7月31日、大容量のデータ通信が可能なスマートフォン向け料金プラン「ウルトラパック」内のテザリング無料キャンペーンを、終了期限を定めずに延長すると発表した。当初は2018年3月までの期間限定で実施予定だった。延長する理由は「現時点で当社ネットワーク上に大きな影響が発生していないため」という。

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ドコモの「ウルトラパック」公式サイト

 ウルトラパックは16年9月に提供開始。データ通信を頻繁に利用するヘビーユーザー向けのサービスで、個人向けの「ウルトラデータLLパック」(30Gバイト/月額8000円)、家族でデータ量を共有できる「ウルトラシェアパック100」(100Gバイト/同2万5000円)など4プランを展開している。

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ウルトラパックのプラン

 本来は18年4月以降、同プランの契約者がテザリングを行う場合は月額1000円(税別)が必要だった。ただ、価格やキャンペーン期間の適切さには疑問の声も上がっており、同社が4月27日実施した17年3月期の連結決算会見で、大松沢清博経営企画部長は報道陣に対し「今後の運用方針については、顧客の要望を考慮しつつ適切に検討したい」と話していた。

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ドコモによる発表

 他の携帯電話事業者(キャリア)の大容量プランは、ソフトバンクが「ギガモンスター」、KDDIが「スーパーデジラ」をそれぞれ展開。両社ともにテザリングオプションを設け、18年3月末までの無料キャンペーンを実施している。

 ドコモに追随し、2社ともにテザリングの無料期間延長を実施する可能性が考えられるが、ソフトバンクとKDDIの広報担当者はともに「現時点ではその予定はない」と回答。今後の動きが注目される。

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