マツダは8月24日、スポーツコンパクト「アクセラ」を改良し、事故リスクを低減するための安全技術を標準搭載すると発表した。同日から予約受付を開始し、9月21日に発売する。
価格は、ハッチバックタイプの「アクセラスポーツ」とセダンタイプの「アクセラセダン」が182万5200円〜331万200円、セダンタイプのハイブリッド車「アクセラハイブリッド」が250万5600円〜287万9000円。
全車種に対し、走行時に超音波センサーで車両や歩行者を検知し、衝突の危険性がある場合はブレーキを自動制御する技術「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」を搭載。事故回避性能を高めた。
アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートの仕組み
死角になりやすい側方や後方の危険認知をサポートする技術「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」や「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」も全車種に標準装備した。
車両が車線を越えそうな場合に、振動やビープ音によって警告を発する技術「車線逸脱警報システム(LDWS)」、時速30キロ以上で走行中、対向車や先行車がいない場合はライトを自動でハイビームに切り替える技術「先進ライト」など、快適な運転をサポートする技術も全車種に備えた。
低速運転時に車両周囲の状況を確認できるモニター「360°ビュー・モニター」も採用した。
一連の安全技術を搭載したことにより、改良型アクセラは、交通事故対策として経済産業省や国土交通省などが普及啓発する「安全運転サポート車」のうち「サポカーS・ワイド」に全車種が該当したという。
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