ニュース
ソフトバンク、チャットツールの米Slackに280億円出資:「Vision Fund」経由で
ソフトバンクグループが、法人向けチャットツール「Slack」を開発する米Slackに約280億円を出資したことを明らかにした。
ソフトバンクグループは9月19日、法人向けチャットツール「Slack」を開発する米Slackに出資したことを明らかにした。
出資額は約2億5000万ドル(約280億円)。「SoftBank Vision Fund」を中心に、複数の投資家と共同で出資した。
同日付の日本経済新聞によると、共同出資した企業はベンチャーキャピタル(VC)大手アクセル・パートナーズなど。出資によってSlackの企業評価額は約51億ドル(約5680億円)に上昇したという。
同紙によると、Slackは今回得た資金を、長期的な成長を見込んで経営を安定させるための財源として使用するという。
Slackは、世界各国のIT企業で高いシェアを誇るチャットツールで、1日当たりのアクティブユーザーは約600万人。外国語対応にも注力しており、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語に対応。2017年中に日本語にも対応する予定。
関連記事
- ソフトバンクの1Q、大規模ファンドと復活のSprintが好調
ソフトバンクグループの2018年3月期 第1四半期(17年3〜6月)の連結決算は、売上高・営業利益がともに前年同期比を上回ったものの、中国Alibaba株のデリバティブ取引関連で巨額の損失を計上。純利益は98%減となった。 - SB、米スポーツ用品ECのFanaticsに1100億円出資か
ソフトバンクグループがインターネット通販事業を手掛ける米Fanaticsへの出資を検討していると、一部が報じた。 - ソフトバンクグループ、米投資企業を3752億円で買収
ソフトバンクグループが、米投資企業のFortress Investment Groupを3752億円で買収すると発表。投資のノウハウを新ファンドの運営に生かすという。 - ソフトバンク、10兆円規模のファンド設立 投資に注力
ソフトバンクグループが、テクノロジー分野に投資するファンド「SoftBank Vision Fund」を設立。米Appleなどから約10.4兆円を調達した。ファンドは同社の連結対象に加える。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.