コラム
「生涯現役」のススメ 豊かな老後を過ごすためには?:マネーの達人(1/2 ページ)
老後を明るく豊かに過ごすために、今からできることは何でしょうか? 老後不安を解消する「生涯現役」という生き方をおすすめします。
一言で老後と言っても、人によって捉え方はさまざまです。会社を退職する60歳以降を老後という人もいれば、年金を受給する65歳以降を老後という人もいるでしょう。
例えば、経済的な見方で、公的年金や退職金以外に準備した資金を、生活費として使い始める年齢を老後生活の開始時期とした場合、平均65.1歳という調査結果があります(生命保険文化センター 平成28年度「生活保障に関する調査」より)。
つまり、一般的に65歳以降の生活は、それまでの現役時代の蓄えを「食いつぶす」形となる場合が多いということです。
老後の資金
では、あなたに質問です。
「老後にいくら必要か知っていますか?」
例えば夫婦2人が60歳から85歳まで生きたとすると、以下の計算になります。
22万円 × 25年 × 12カ月 = 6600万円
ひと月22万円は、夫婦2人が暮らすため最低限必要となる金額です。もし、あなたが年に数回旅行に行ったり、お孫さんに何か買ってあげたりしたいと思うなら、月35万円、25年で約1億円が必要となってきます。どちらも総額だけ見ればすごい金額ですね。
保険のシミュレーションなどでは、公的年金が3600万円ぐらい支払われるとして、残り最低3000万円を保険で賄いましょう、というのがよくあるパターンです。
関連記事
- やってませんか? 貯金体質の人が絶対やらない7つの習慣
なかなかお金がたまらないのはなぜでしょうか? 貯金できる人がやっていない、7つの習慣をご紹介します。 - なぜ、公務員の給与だけ引き上げられるのか?
民間企業の給与は、前年度より下がることは珍しくない時代になりました。今回は、公務員の給与が上がる仕組みをご紹介します。 - 20代の平均貯金額は「184万」、45.3%が「貯金なし」 30代、40代は?
日本人の平均貯蓄高は1820万円と発表されましたが、60歳以上の世帯が平均を押し上げており、若い世代には実感がありません。今回は、将来への大きな武器となる「投資」について解説します。 - 高齢者の5人に1人が貧困 どうすれば老後を守れるのか
高齢者の貧困率が問題になっています。なぜ高齢者が貧困に陥ってしまうのでしょうか。私たちの老後はどう守ればいいのでしょうか。経済ジャーナリストの荻原博子さんが分かりやすく解説します。 - 働く人のうち8割超「老後資金が不安」
40代の9割が老後の生活資金に不安を抱えている──日本FP協会調べ。
関連リンク
copyright (c) "money no tatsujin" All rights reserved.