ニュース
米Yahoo!、13年の情報流出は全ユーザー相当の30億件:Yahoo!JAPANは「影響なし」
2013年に発生した米Yahoo!へのサイバー攻撃による情報流出件数が、当時の全ユーザーに相当する約30億件に上ることが判明。親会社の米Verizon Communicationsが明らかにした。
2013年に発生した米Yahoo!へのサイバー攻撃による情報流出件数が、当時の全ユーザーに相当する約30億件に上ることが10月3日分かった。
Yahoo!を6月に買収した米Verizon Communicationsが明らかにした。
Yahoo!は16年12月、流出件数は約10億人と発表していたが、買収後に新たな情報提供があったため、Verizonが外部専門家を含めて調査を行った。その結果、想定を大きく上回るユーザーが被害に遭っていたことが判明したという。
Yahoo!によると、流出した顧客情報は(1)電話番号、(2)氏名、(3)電子メールアドレス、(4)誕生日、(5)ハッシュ化(一部をランダムな文字列に変換)したパスワード――など。本人確認などで使われる「秘密の質問」とその答えも一部が流出したという。
一方で、テキスト形式のパスワード、クレジットカード情報、銀行口座情報は流出していないとしている。
一連の事態を踏まえ、Yahoo!JAPANを運営するヤフーは10月4日、公式Twitterで「米ヤフーの情報流出について報道がされておりますが、Yahoo! JAPANのお客さまへの影響はありません」とコメントしている。
関連記事
- 日テレのサイトから43万件の個人情報が流出か
日本テレビのWebサイトに不正アクセスがあり、個人情報約43万件が流出した恐れがあるという。 - 都税支払いサイトからカード情報6万件超が流出か
東京都の都税支払いサイトと、住宅金融支援機構の団体信用生命保険特約料支払いサイトに不正アクセスがあり、クレジットカード番号などが流出した可能性。 - 印刷通販・グラフィックの個人情報流出、カード番号も含まれていたことが判明 395件が流出
印刷通販・グラフィックの個人情報流出で、当初は「含まれていない」としていたクレジットカード番号が395件流出したと発覚。対象は19万件超に上る。 - JTB、793万人分の情報流出か 一部パスポート番号も 標的型攻撃で不正アクセス
JTBは、顧客の個人情報約793万人分が流出した可能性があると発表した。 - 佐賀銀で富裕層の個人情報流出 元行員が窃盗犯らに提供
佐賀銀行が、預金残高1億円以上の顧客169人の個人情報が流出していたと発表。同行支店で昨秋発生した建造物侵入・現金窃盗事件に関連し、元行員の男が犯人グループに情報を提供していたという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.