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スタートトゥデイ、「IQON」運営のVASILYを買収:「さらなる成長の実現」目指す
「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイがVASILYの完全子会社化に合意した。
ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは10月19日、ファッションメディア「IQON(アイコン)」の運営会社VASILY(ヴァシリー)の全株式を取得し、完全子会社化することに合意したと発表した。買収額は非公開。
VASILYは2008年に設立。10年にスタートした「IQON」は、ユーザーがファッションアプリを自由に組み合わせてコーディネートを作成できるサービスで、200以上のECサイトと連携。14年末時点で200万ダウンロードを突破している。VASILYは「IQON」やその他ソフトウェアの受託開発を通じて、AI(人工知能)を活用した機械学習や画像認識の技術力を持つという。
スタートトゥデイは、ユーザーがコーディネートを投稿できるサービス「WEAR」を運営している。「当社の手掛ける事業にVASILYが培ってきた開発技術を応用することで、さらなる成長を実現できる」と説明している。
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