発売近づく「iPhone X」、大手キャリアの端末代金は?:11月3日発売
KDDIが米Appleの新型スマートフォン「iPhone X(テン)」の端末代金を発表し、3大キャリア(携帯事業者)が出そろった。各社にはどのような違いがあるのだろうか。
発売が近づく米Appleの最新スマートフォン「iPhone X(テン)」。国内大手携帯電話事業者の販売プランが出そろった。
iPhone XはiPhoneシリーズの最上位モデルで、ワイヤレス充電機能や顔認証機能などを備える。カラーはスペースグレイ・シルバーの2色で、容量は64GB、256GBの2種類。10月27日から予約の受付を開始し、11月3日に発売予定。
端末代金は3社ともに64GBは13万円前後、256GBは14万円台。一括で支払った場合に最も安いのはNTTドコモで、実質負担額が最も安いのはソフトバンクだ。KDDIは、ユーザーのプランによって実質負担額が変動する点が特徴だ。
ドコモは端末代金は最安も、実質負担額は高め
NTTドコモの端末代金は、新規、機種変更、MNP(番号ポータビリティー)のいずれの場合でも、64GBが12万5064円(税込、以下同)、256GBが14万3856円。
端末購入補助「月々サポート」による減額分を引いた実質負担額は64GBが6万8472円、256GBは8万6832円となる。
SBは「半額サポート」で実質最安
ソフトバンクの端末代金は、64GBが13万1040円、256GBが14万9280円。端末購入補助「月々割」を利用した場合の実質負担額は、機種変更の場合は64GBが6万3600円、256GBが8万1840円。新規・MNPの場合は、64GBが5万4000円、256GBが7万2240円。
ただ、現在の最新iPhoneを48カ月の分割払いで購入し、25カ月目以降に新発売されるiPhoneに機種変更した場合、残りの端末代金を免除するプラン「半額サポート for iPhone」を利用すると、実質負担額を半額程度に抑えられる。
同プランを利用した際の実質負担額は、機種変更の場合は64GBが3万1800円、256GBが4万920円。新規・MNPの場合は、64GBが2万7000円、256GBは3万6120円となる。
KDDIは、プランによって負担額が変動
KDDI(au)の端末代金は、64GBが12万8160円、256GBが14万6400円。端末代金の実質負担額は、ユーザーが選択したプランによって変動する。
データ定額サービスの契約者は、端末購入補助「毎月割」を適用可能。実質負担額は、新規・機種変更の場合は64GBが6万4080円、256GBが8万2320円。MNPの場合は64GBが5万4600円、256GBが7万2840円となる。
データ使用量に応じて月額料金を割り引く「auピタットプラン」契約者は端末購入補助の適用外となるが、48回の分割払いで購入し、25カ月目に指定の機種に機種変更すると残りの端末代金が免除される「アップグレードプログラムEX」(月額390円、不課税)の適用が可能。
同プログラムを適用した場合、実質負担額は機種変更、MNP、新規契約ともに64GBが6万4080円、256GBが7万3200円となる。
果たして売れ行きは……?
同時に発表され、9月22日に一足早く発売された「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」は売れ行きの伸び悩みが指摘されている。要因の一つに消費者のiPhone Xへの期待が挙がっているが、果たしてどのような売れ行きを見せるのだろうか。
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