ヨドバシカメラ通販で配達遅延 物流センター移転でトラブル:完全復旧のめど立たず
ヨドバシカメラが、公式通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」で発生している配達遅延の原因は物流センターの移転作業中のトラブルだと明らかにした。
ヨドバシカメラは11月6日、公式通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」で10月27日頃から発生している大規模な配達遅延の原因は、物流センターの移転作業中のトラブルであると明らかにした。現在は復旧作業中だが、「完全な復旧のめどは立っていない。判明次第公表する」(広報担当者)という。
10月27日付で出荷に遅れが生じていることを発表していたが、1週間超たった6日現在も状況が改善しておらず、ヨドバシ・ドット・コム上では家具、家電、食品などさまざまな商品の購入ページに「2017年11月11日土曜日12:00までにお届け」などと配達が遅れる旨が掲載されている。
配達遅延の詳しい要因についてヨドバシカメラに聞いたところ、広報担当者は「配送効率の改善を目的に、川崎市内の物流センターを隣の敷地に移転する作業を行っている。遅延は作業中に発生したトラブルによるものだが、詳細はお答えできない」と回答した。
一連の事態を受け、Twitter上では「注文から60時間が経過したが、まだ商品が発送されない」「今日商品が届く予定だったが、当日になって『間に合わなくなりました』とメールが来た」――などのツイートが相次ぎ、11月6日午後には「ヨドバシ・ドット・コム」がトレンド入りした。
ヨドバシカメラによると、10月31日午前8時以前に受注した商品は復旧作業の影響で出荷を一時停止中。「出荷まで今しばらくお待ちください」としている。10月31日午前8時以降に受注した商品は「通常より配達が遅れるものの、順次出荷を行っている」という。
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