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Apple装う不審なメールに注意 個人情報流出の恐れ:フィッシングサイトに誘導
米Appleを装った不審なメールが出回っているとして、警視庁サイバーセキュリティ対策本部などが注意を呼び掛けている。
Appleを装った不審なメールが出回っているとして、警視庁サイバーセキュリティ対策本部などが注意を呼び掛けている。本文中のリンクを誤ってクリックすると、「Apple ID」、パスワード、クレジットカード番号――などの個人情報を取得するフィッシングサイトに遷移するという。
同本部によると、メールの件名は「あなたのApple IDのセキュリティ質問を再設定してください。」。
日本サイバー犯罪対策センター(JC3)によると、メールには「このApple IDは既にロックされました」「アカウントの安全性を守るために、セキュリティ質問を再設定して頂くことが必要です」――などと書かれている。メール内の「この問題を解決するにはこちら」というリンクから、前述のフィッシングサイトへと誘導するという。
Appleは顧客サポートページ上で、フィッシング詐欺の傾向として、(1)あいさつ文が顧客の個人名ではなく「お客さま各位」などと一般的な表現になっている、(2)送信者のアドレスや電話番号が正規の会社のものと一致しない――などを挙げている。
また、セキュリティを強化する方法として「Apple IDログイン時に、パスワードとは別の6桁の確認コードを入力する『ファクタ認証』を取り入れる」などを紹介。「Apple ID のパスワードや仮の確認コードは、他の人に教えないでください。Appleがこうした情報を求めることはありません」としている。
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