ニュース
東北のドラッグストアチェーン、歩数計アプリで販促:カード会員向けに新アプリ
東北地方でドラッグストア239店舗を展開する薬王堂が会員向けに新たなスマートフォンアプリ「歩いてマイル」を提供する。店舗での商品購入を促したい考えだ。
東北5県でドラッグストア239店舗を展開する薬王堂が会員向けに新たなスマートフォンアプリを提供する。1月16日からサービスを開始する。
アプリ名は「歩いてマイル」。現在110万人前後の登録がある薬王堂のWA!CA(ワイカ)ポイントカード会員が同アプリを使って歩くと「わいわいマイル」が貯まる。貯まったマイルは薬王堂の公式アプリ(現在Android版のみ、iOS版は2月1日リリース予定)において店頭での買い物クーポンに交換できる。ユーザーが楽しくウォーキングを継続できることが狙いだとしている。
わいわいマイルが貯まる仕組みはこうだ。ユーザーは「歩いてマイル」のアプリ上で1万歩、3万歩といったコースを選択(自動選択の場合もあり)。コースの中には歩数に応じて複数のチェックポイントがあり、そこを通過するたびに宝箱をもらえる。ゴールすれば宝箱を開けてマイルを手に入れることができる。宝箱は金、銀、ノーマルの3ランクで、ノーマルの場合、1〜5マイル程度だという。
マイル数に応じて公式アプリでクーポンに交換できる。クーポンは店頭で販売する商品にひもづいており、クーポンに記載された商品を購入するとWA!CAポイントが貯まる。
歩いてマイルは、ドコモ・ヘルスケアとDeNAライフサイエンスが提供するdマーケット向けコンテンツ「歩いておトク」を応用して開発したもの。
関連記事
- 世界が注目する東北の小さな町のイチゴ革命
東日本大震災によって大きな被害があった宮城県山元町。この地で作られているイチゴが今、国内外から注目を集めている。「ミガキイチゴ」という商品ブランドを立ち上げた岩佐大輝さんの挑戦に迫る。 - なぜ人口3万人の田舎に全国から起業家が集まるのか
人口約3万人の岩手県遠野市に15人もの起業家が全国から集まり、さまざまなプロジェクトを立ち上げている。プロジェクトの母体となっているのが、Next Commons Labという団体だ。なぜこれだけの起業家を地方に集められたのだろうか。 - “食べ物付き”情報誌が変えたい「消費者の意識」とは
食べ物が“付録”として付いてくる情報誌「食べる通信」――。生産者の情報を消費者に届けることが目的だ。発起人の高橋博之氏は、なぜこのような取り組みを始めたのか。 - 地方が稼ぐために、何を強みにすればいいのか?
地方創生フォーラム「まちてん2017」が開催。その特別セッションで一橋大学大学院 国際企業戦略研究科の名和高司教授が「地方が稼ぐ力」について考えを語った。 - くまモン、海外企業も商品利用可能に
熊本県は「くまモン」の海外でのイラスト利用を解禁する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.