【一問一答】ついに沈黙破った「はれのひ」社長 会見で何を語った？：海外逃亡説、メルカリ転売説の真偽は？（3/3 ページ）

成人式に突如として営業停止した「はれのひ」。破産開始決定を受けた旨を発表する会見には、行方をくらましていた篠崎洋一郎社長が出席。報道陣との質疑応答に応じ、騒動後初めて自らの言葉で事態の真相を語った。

[濱口翔太郎，ITmedia]

捜査に関しては「ノーコメント」

――警察から捜査を受けているのか？

吉田弁護士：　捜査に関する質問は答えられない。その理由も申し上げられない。捜査機関に直接聞いてほしい。

――一部の地域の方は、被害者を助けるためにボランティアとして着付けやメークを手伝っていた。こうした行動をどう捉えているか。

篠崎社長：　申し訳なく思っている。

謝罪する篠崎社長

誇りを持って仕事してきた　娘にも晴れ着を

――謝罪以外にコメントしたいことがあれば、率直な気持ちを聞かせてほしい。

　今さらこんなことを話せる立場ではないが、私はこの仕事に誇りを持ってやってきた。一生に一度の成人式というイベントに携われることにやりがいを感じていた。創業から昨年までの約10年間、成人式を終わると、感無量だった。

　私も人の親だ。もし娘が成人を迎えたら、振り袖を着せたいと思っている。

　だが、経営上のいろんな判断を間違ったため、このような事態になった。多額のコストをかけ、出店を急増させたのが裏目に出た。とても残念だ。

会見場から立ち去る篠崎社長