”業界盛り上げる”! コナミ、アーケード向け「野球カードゲーム」復活へ 【画像60枚】:ジャパン アミューズメント エキスポ2018(1/3 ページ)
ゲーム筐体の総合展示会「ジャパン アミューズメント エキスポ2018」を取材した。コナミアミューズメントの野球カードゲーム「BASEBALL COLLECTION」を中心に、最新アーケードゲームを画像と共に紹介する。
アミューズメント・エンターテインメント関連製品の総合展示会「ジャパン アミューズメント エキスポ2018」(2月9〜11日、千葉・幕張メッセ)では、カードゲームの要素を取り入れたアーケードゲームの出展が目立った。
野球カードゲーム「BASEBALL COLLECTION」登場
コナミアミューズメントは、野球カードゲーム「BASEBALL COLLECTION」を出展。コナミデジタルエンタテインメントが2005〜15年に展開していた「BASEBALL HEROES」をリニューアルしたもので、野球選手のカードを配置してオリジナルのチームを組める点が特徴だ。
ユーザーは監督として、自チームの選手に守備・攻撃面でさまざまな指示を出せる。新バージョンでは、攻撃イニングのみプレーできる「攻撃采配」、全イニングをプレーできる「攻守采配」の2つのモードを搭載した。
「シンプルに打つことを楽しみたいライトユーザーと、じっくり楽しみたいコアな野球ファンに向けたモードをそろえ、両者のニーズに応えたい」(解説担当者)
また、プレイ画面だけでなく、カード配置用のフィールドにも液晶モニターを採用。得点時などにさまざまな演出を映し出し、プレーを盛り上げる。
リアルタイムで印刷、選手が活躍すると“キラ”に
旧作と同様、1試合が終わるごとに選手カードを排出する流れだが、今作では排出口にプリンタを搭載。白紙の台紙にリアルタイムで印刷し、出来上がったばかりのカードを提供するという。
「シーズン中に選手が活躍した場合、その選手のカードにホログラム加工を施したり、多めに排出したりと柔軟に対応するため。印刷済みのカードを長期間排出し、ペナントレースの動向を反映できなかった前作の反省を生かした」(同)
現在、今年中のリリースを目指して開発中。体験会には読売ジャイアンツや中日ドラゴンズなどで活躍した元プロ野球選手の門倉健さんが登場し、会場を沸かせた。
“ダンレボ”の新作も登場
また同社は、「Dance Dance Revolution」のリニューアル版で、床面のコントローラーにLEDを配置した「DANCERUSH STARDOM」(3月稼働予定)、メダルの代わりにガラス玉を使用したプッシャーゲーム「MARBLE FEBER」(2月稼働予定)――などさまざまなゲームを出展。
解説担当者は「こうした新ゲームで業界を盛り上げ、ゲームセンターで出会った人々が意気投合して友達になるような、古き良き“ゲーセン文化”を取り戻したい」と期待を語った。
他社も新ゲームを続々出展
このほか、バンダイナムコエンターテインメントが「太鼓の達人」の最新版などを、スクウェア・エニックスが今夏稼働予定のメカアクションゲーム「星と翼のパラドクス」を出展していた。
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