連載
年収を3倍にした、常見流の5カ条:常見陽平のサラリーマン研究所(1/3 ページ)
今回のテーマは「フリーランス」。サラリーマンからフリーランスになり、年収を3倍にした経験がある私が、そのノウハウを惜しげもなく公にするぞ。
なんと、編集担当のS君が退職するのだという。よっぽど私の担当が嫌だったのか。いや、いつも原稿が遅く、彼の長時間労働を誘発していたからか。しかも、次の私の担当は、副編集長のDさんが直々に付くとのこと。これは光栄なのか、連載打ち切りに向けた最後通牒なのではないかと複雑な心境になっている。
S君が辞める匂いは全く感じてはいなかったものの、今振り返ると、「会社の辞めどき」や「フリーランスになるべき人、なるべきではない人」など、「これ、メイン読者、お前やん」という執筆依頼も散見された。
いや、これは私が最新作『社畜上等!(晶文社)』などで提唱した「会社を利用する」「ポジティブ公私混同」そのものである。さらに、てっきり28歳くらいだと思っていたら25歳だと知り、しっかり者なのか、老け顔なのかよく分からなくなってきた。元カリスマ人事なのに、つくづく人を見る目がない男だ、私は。
詳しいことは分からないが、S君はフリーランスになるそうだ。というわけで、今回はS君への感謝とエールを含め、「フリーランスになる君へ」というテーマでお届けしよう。サラリーマンからフリーランスになり、年収を3倍にした経験がある私が、そのノウハウを惜しげもなく公にするぞ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 上司は「ムリゲー化」する仕事に立ち向かっている
マネジメントの難易度が上がっている中で、上司の仕事が「スペランカー化(ムリゲー化)」している。部下は、このような「スペランカー上司」を支えなくてはならない時代となっているのだ。 - 「世の中全て分かっている系」が厄介な理由
「意識高い系」より面倒くさいのが「世の中全て分かっている系」の人である。自分の得意分野と、生きてきた時代を基準に全てを語ろうとするので非常に厄介なのだ。 - あなたの会社は若者から魅力的に見えていますか?
2018年度の新卒採用が既に盛り上がりを見せている。「新卒の採用なんて関係ねえよ」というサラリーマン諸君も多いことだろう。しかし、サラリーマンとしての保身のためにも、少なくとも自社の採用については関心を持つべきだ。 - ビジネス界は「あれはオレがやりました」で溢れている
雑誌のインタビューに出てくる「俺がやりました」的な奴は、疑ってかかったほうが良い。期待するほどそいつは仕事していない。実際は、みんながそれなりに仕事をしているのだ。 - BOOWY好きの上司と飲むときに気を付けたいこと
群馬県高崎駅に伝説のロックバンド「BOOWY」と書かれたポスターが現れ、盛り上がっている。サラリーマン的に問題なのは、今月の会社の飲みの席で、男性上司から高い可能性でこの話題が出ること、それにどう対応するかということではないだろうか。 - 「残業(長時間労働)は仕方ない」はもうやめよう
電通の新入社員が過労自殺するという事件が起こり、話題になっている。政府はいま「働き方改革」を進めて長時間労働の是正に取り組んでいるが、繰り返されてきたこの問題を本当に解決できるのだろうか。労働問題の専門家、常見陽平氏に話を聞いた。