日産、「セレナ e-POWER」発売 静かに走る「マナーモード」搭載:カスタムカー4車種も(1/4 ページ)
日産が「セレナ e-POWER」を3月1日に発売する。モーター駆動によるレスポンスの良い加速と静粛性、低燃費性が特徴。「プロパイロット」など、安全運転を支援する機能も備える。
日産自動車は2月28日、人気ミニバンに電動パワートレイン「e-POWER」を搭載した「セレナ e-POWER」を3月1日に発売すると発表した。モーター駆動によるレスポンスの良い加速と静粛性、26キロ/リットルの低燃費性を実現したという。
価格は、296万8920円〜340万4160円(税込、以下同)。
e-POWERは、ガソリンエンジンで発電した電力を使用し、電気モーターで駆動するシリーズハイブリッド方式。2016年にマイナーチェンジした「ノート」などにも搭載している。
静かに走る「マナーモード」搭載
今回新たな機能として、バッテリーを使用して静かに走行する「マナーモード」と、同モードをフル活用するために事前に充電しておく「チャージモード」を搭載。走行音を抑え、深夜などでも近隣に配慮した上で走行できるようにした。
高速道路の同一車線において、アクセル・ブレーキ・ステアリングの全てを自動的に制御する機能「プロパイロット」も採用。前方の車両や歩行者と衝突の恐れがある際、警報と自動ブレーキで回避操作を支援する「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」も備える。
車線逸脱警報やハイビームアシストなども搭載し、安全運転を支援。経済産業省や国土交通省が提唱する、高齢ドライバーの事故防止に対応する「サポカーS・ワイド」に該当するという。
随所にブルーのアクセント
エクステリアには、仕様を改善した15インチのアルミホイールとルーフサイドスポイラーを搭載し、空気抵抗を軽減。インテリアには、変速操作の利便性を高める「シフトバイワイヤー機能」を持つシフトノブなどを配し、快適なドライビングを実現した。
フロントグリル、エクステリア、インテリアの随所には“e-POWERの先進性”をイメージしたブルーのアクセントを施した。
カスタムカー4車種も発売
また、日産の関連会社オーテックジャパンも3月1日に、「セレナ e-POWER」をベースにしたカスタムカーを発売する。
スポーツ性を高めた「セレナ e-POWER『AUTECH』」、車いす用の乗降アシスト装置を搭載した福祉車両「チェアキャブ スロープタイプ」など4車種で、価格は338万6880円〜382万1040。
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