ニュース
「引っ越し難民」問題 引っ越しできても料金高騰か:人手不足響く
運送業界の人手不足で引っ越しができない“引っ越し難民”問題が浮上する中、引っ越しの料金も過去6年間で最高値に上昇していることが、引っ越し比較・予約サイト「引越し侍」(運営:エイチーム引越し侍)の調査で分かった。
運送業界の人手不足で引っ越しができない“引っ越し難民”問題が浮上する中、引っ越しの料金も過去6年間で最高値に上昇していることが、引っ越し比較・予約サイト「引越し侍」(運営:エイチーム引越し侍)の調査で分かった。
2017年、単身の全国平均料金は、繁忙期(3〜4月)で7万8397円、通常期で5万668円と、直近の5年間で最高に。繁忙期は前年から1万円超の上昇だった。繁忙期と通常期の料金差も拡大した。家族の料金も13万1449円と、前年から約8000円上昇した。
18年に入り、繁忙期前の1月の時点で、単身が5万1292円(17年比で6156円高)、家族が8万658円(同8304円高)と、前年比で約1割増しとなっており、最高値を更新している状況だ。
このまま推移すると、繁忙期の3〜4月はさらに高騰しそうだ。すでに引っ越しの依頼を断られているケースもあり、早めの見積もりや時期をずらすなどの対応を勧めている。
調査は、同サイトを利用して引っ越しをしたユーザーを対象に実施した。サンプル数は16万3986件。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
厚労省“ブラック企業リスト”更新 「アート引越センター」支店が追加
厚生労働省が“ブラック企業リスト”を更新。引っ越しチェーン「アート引越センター」の京北支店を追加した。障害者の就労支援を手掛けているにもかかわらず、障害者に賃金を支払わなかった企業もリスト入りした。
大東建託が「ブラック企業」と呼ばれそうな、これだけの理由
電通、NHK、ヤマト運輸など「ブラック企業」のそしりを受ける大企業が後を絶たないが、ここにきて誰もが名を知る有名企業がその一群に加わるかもしれない。賃貸住宅最大手の「大東建託」だ。なぜこの会社がブラック企業の仲間入りするかもしれないかというと……。
キングコング西野が就活生に語った「お金」の話
いつも炎上しているキングコング西野亮廣さん。しかし炎上をものともせず、絵本やビジネス書は売り上げを伸ばし、取り組みも注目を浴びる。西野さんは「モノを売る」「お金」についてどう捉えているのか?
景気が良くても……日本企業、昇給に及び腰 アジア各国と対照的
2018年、日本企業の昇給幅は「3%以下」が6割を占め、過半数の企業が「6%以上」を予定している中国などと対照的だ。
アルバイト平均時給、過去最高の1052円 17年12月
2017年12月の全国のアルバイト平均時給は1052円で、過去最高を記録した――パーソルキャリア調べ。



