「夫が専業主夫になってもいい」働く女性の3人に1人:バリキャリ志向は少数派
「結婚後に夫が専業主夫になってもいい」と働く女性の3人に1人が考えている──日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が実施した、働く女性の意識調査でこんな結果が出た。
「結婚後に夫が専業主夫になってもいい」と働く女性の3人に1人が考えている──日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が実施した、働く女性の意識調査でこんな結果が出た。
調査によると、「外に出て働きたい」と答えた女性は60.0%。特に子供がいる女性は66.8%と、子供がいない女性の56.7%を上回り、子どもがいる女性の方が外に出て働きたいという志向が強いという結果だった。
一方で仕事と子育ての両立については、「現在の仕事では無理だと思う」との回答が54.7%と半数以上だった。
「夫にもっと家庭で頑張って欲しいこと」では、「食事の片づけ」(35.8%)がトップ。次いで「整理整頓」(31.5%)、「お風呂の準備」(30.9%)――と続いた。
働き方については「バリバリ働きたい」と答えたのは34.3%にとどまり、バリキャリ志向は少数派だった。
未婚女性に対象を絞って聞いてみたところ、71.0%は結婚後も仕事を続けたいと考えており、結婚後の仕事量もそのままでと考える人が70.7%だった。ただし64.3%は「出世が婚活・結婚の妨げになる」と考えていることもわかった。
結婚後も仕事を続けたいと考える女性が多い一方で、結婚後に夫が専業主夫になることについては32.2%が「なってもいい」と考えていた。「いろいろな家庭があってもいいと思うから」(54.7%)、「家事・育児も立派な仕事だと思うから」(28.0%)――などが理由として挙がった。
調査は2月2〜5日にかけて、全国の20〜59歳の働く女性1200人を対象にインターネット上で実施した。
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