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不正アクセス被害のマイネット、連日の昨年来安値更新 業績悪化を懸念:事件の影響で業績予想を「未定」に
3月27日の東京株式市場で、不正アクセスの被害を受けたスマホゲーム運営のマイネットが2日連続で昨年来安値を更新した。前日の取引終了後に、事件の影響で2018年1〜6月期の連結業績予想を「未定」に変更すると発表したため。業績悪化を懸念して売りが集まった。
3月27日の東京株式市場で、1〜3日に不正アクセスを受けて一部ゲームが長期メンテナンスを余儀なくされたスマホゲーム運営のマイネット(東証1部)が、午前9時29分に前日比80円安(−6.2%)となる1210円を付けて2日連続で昨年来安値を更新した。
26日の取引終了後に、不正アクセスの影響で業績が悪化する可能性があり、2018年1〜6月期の連結業績予想を「未定」に変更すると発表。前回予想でも売上高と営業利益が前年同期を大幅に下回ると見込んでいたが、さらに落ち込む恐れを示したことで売りが集まった。
27日午前10時1分現在の株価は、前日比48円安(−3.7%)の1242円。
多岐にわたるログイン情報が流出
マイネットが26日に発表した不正アクセス事件の中間報告書によると、同社は(1)サーバの特権ID、(2)VPN(仮想私設網)、(3)ビジネスチャットツール、(5)グループウェアアカウント、(4)同社グループのAD(アクティブディレクトリ)――など多岐にわたるログイン情報が流出。犯人にサーバやVPNへの不正アクセスを許し、サーバ上のデータを削除されたという。
現在は一部タイトルの運営は再開しているが、「アヴァロンの騎士」など6タイトルは停止したままだ。同社は今後も復旧作業を進めるとしている。
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