2015年7月27日以前の記事
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技術も人も未熟な自動運転、UberとTeslaの事故で露呈人間の問題も(3/3 ページ)

UberとTeslaの自動運転車による死亡事故を受け、米自動車専門家は、自動運転車に潜在的危険を検知する能力の基準を設けるべきだと指摘する。

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米マサチューセッツ工科大学(MIT)は、テスラやボルボ、ジャガー・ランドローバーやゼネラル・モーターズ(GM)のモデルを含む半自動運転機能を備えた車両を使って試験走行を行っている。その目的は、ドライバーがどのように同機能を使っているのか、また、どのような警告が注意を引くのかについて調べることだ。中には、自動運転中にハンドルから手を離して運転する人もいる。

「ドライバーがこうしたシステムを実際にどのように使っているのか、まだ十分に分かっていない」とMITの研究者ブライアン・ライマー氏は話す。

また、自動運転システムの専門家で米ノートルダム大学の教授であるティモシー・カローヌ氏は、自動運転技術の支持者は、同技術の開発を妨げたり止めたりすることなく、適切に試すことができるバランスを見いださなくてはならないと指摘。

「長期的に見れば、命を救うことになるからだ」と同氏は語った。

(翻訳:伊藤典子 編集:山口香子)

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