ニュース
ソロス氏のファンドが仮想通貨参入か 主要仮想通貨が軒並み上昇:1月には「バブル」と指摘
先週は主要な仮想通貨が軒並み上昇した。相場を押し上げた要因について様々な見方がある中、その1つとして、仮想通貨ブームを「典型的なバブル」と評した著名投資家のジョージ・ソロス氏の創設したファンドが仮想通貨市場に参入すると伝わったことがある。
先週は主要な仮想通貨が軒並み上昇した。相場を押し上げた要因について様々な見方がある中、その1つとして、仮想通貨ブームを「典型的なバブル」と評した著名投資家のジョージ・ソロス氏の創設したファンドが仮想通貨市場に参入すると伝わったことがある。
Bloombergが関係者の証言として伝えたところによると、「Soros Fund Management」が仮想通貨の取引に関する社内決裁をこの数カ月以内に取ったという。実際の取引はまだ行っていないとみられるが、総額260億ドルに上る資産の運用に仮想通貨を組み入れていく計画のようだ。
ソロス氏はSoros Fund Managementの運営の一線から退き、ファンドの決定に直接関与している可能性は低い。しかし、発言力のあるソロス氏の動向には今後も注意が必要だ。
今年1月に開かれた世界経済フォーラム(ダボス会議)の場で、ソロス氏は「仮想通貨はそのボラティリティの高さから、真の通貨としては機能しない」と、また、仮想通貨は「典型的なバブル」との見方を示した。一連の発言を受けてビットコインは41%も下落し、その影響力の大きさを見せつけていた。
関連記事
- ヤフー、仮想通貨事業に参入 ビットアルゴに資本参加
ヤフーは4月13日、仮想通貨交換業者のビットアルゴ取引所東京に子会社を通じて資本参加すると発表した。ビットアルゴ取引所東京は今秋、サービスを再開する予定。 - マネックス、コインチェックを36億円で買収 和田・大塚両氏は執行役員に
マネックスグループがコインチェックを36億円で買収すると正式発表。オンライン証券事業で培ったノウハウを活用し、体制改善をバックアップするという。和田晃一良社長と大塚雄介COOは退任し、新社長にはマネックス常務執行役の勝屋敏彦氏が就任する。 - 金融庁、仮想通貨の研究会が始動 証拠金倍率引き下げ論も
金融庁が「仮想通貨交換業等に関する研究会」の初会合を開き、仮想通貨や交換業者をめぐる諸課題について、制度改正が必要か議論を始めた。 - LINE、金融事業強化で新会社 仮想通貨取引を展開、ICOも検討
LINEが新会社「LINE Financial」を設立。アプリの「LINE」上で、仮想通貨の交換や取引などを提供する。コインチェック事件が大問題となっているが、新会社では高いセキュリティを確保するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.