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AI開発のHEROZ、初値は公開価格の約11倍に 異例の高騰:将棋で培ったAI技術
将棋AI(人工知能)などで知られる人工知能(AI)ベンチャーのHEROZが東証マザーズ上場3日目の4月23日、公開価格(4500円)の約10.9倍となる4万9000円の初値を付けた。AIへの投資家の関心の高さから、異例の騰落率となった。
将棋AI(人工知能)などで知られる人工知能(AI)ベンチャーのHEROZが東証マザーズ上場3日目の4月23日、公開価格(4500円)の約10.9倍となる4万9000円の初値を付けた。AIへの投資家の関心の高さから、異例の騰落率となった。
20日に新規公開したが、初日と2日目は買い注文が殺到し、取引は成立していなかった。
終値は4万2000円。終値ベースの時価総額は1400億円。
同社は2009年に設立され、同社エンジニアの山本一成さんが開発した「Ponanza」や、「将棋ウォーズ」といった将棋ゲームの開発などで知られる。これらの開発を通じて培った深層学習(ディープランニング)など関連技術を応用し、現在は株価市場予測を行うAIなどさまざまな分野にサービスを提供している。
17年4月期の業績は売上高8億7700万円、営業利益8800万円、経常利益・純利益9400万円。
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