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リコー、物流子会社を売却 SBSに:構造改革
リコーは5月18日、100%出資の物流子会社リコーロジスティクス株式の66.6%を物流サービスを手掛けるSBSホールディングスに8月1日付で譲渡すると発表した。譲渡額は180億円。
リコーは5月18日、100%出資の物流子会社リコーロジスティクス株式の66.6%を物流サービスを手掛けるSBSホールディングスに8月1日付で譲渡すると発表した。譲渡額は180億円。
リコーは残り33.3%分を新設する共同持ち株会社に譲渡し、共同持ち株会社株式の33.4%を大塚商会が30億円で取得する。リコーはリコーロジスティクスを持分法適用会社とし、資本関係は継続する。
リコーロジスティクスは1964年にリコーの物流部門を独立する形で設立し、2018年3月期の売上高は717億円、最終利益は14億円。物流業界は人手不足など環境が厳しさを増しており、同業のSBSと連携することで競争力を強化するとしている。
大塚商会は、同社のオフィス通販サイト「たのめーる」の物流を委託するなどの関係があるリコーロジスティクスに間接的に資本参加する。
リコーは2019年3月期連結決算で約120億円の売却益を計上する見込み。
複合機市場の縮小で、リコーは北米事業の見直しなどから2018年3月期に1353億円の最終赤字を計上。構造改革を進めており、昨年以降、半導体子会社やコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスの株式を売却している。
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