「サラリーマン川柳」、1位は「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」:2位は妻の「ちがうだろ!」
恒例「サラリーマン川柳」の上位10作品が発表。1位は「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」。働き方改革を詠んだ作品も多く入賞した。
第一生命保険は5月23日、恒例の「サラリーマン川柳コンクール」で多くの票を獲得した10作品を発表した。1位は「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」(3136票)。投票した男性からは「いつも感じる矛盾を言い当てた作品」、女性からは「あまのじゃくでクスッと笑える」などのコメントが集まった。
2位は「『ちがうだろ!』妻が言うなら そうだろう」(3113票)。2017年に元衆議院議員の豊田真由子氏が元秘書に吐いた暴言「違うだろー!」を盛り込んだ作品で、「一見、妻を恐れる男性の叫びに聞こえるが、実は夫婦円満の秘訣」(男性)、「お父さんが家庭で生き抜く知恵が表れている」(女性)などの声が寄せられた。
3位は「ノーメイク 会社入れぬ 顔認証」(3084票)。投票者の意見は「化粧による女性の変身ぶりのすさまじさをさりげなく表現した」(男性)、「女性たちの日々の努力がにじみ出ている」(女性)などが挙がった。
4位は「効率化 進めて気づく 俺が無駄」(2929票)、5位は「電子化に ついて行けずに 紙対応」(2503票)と続いた。
講評を務めた、漫画家のやくみつるさんと川柳作家のやすみりえさんは「働き方改革がクローズアップされる中、テクノロジーの進化に一喜一憂しながらも会社でも家庭でも奮闘するサラリーマンの姿を詠んだ作品が多く集まった」とコメントしている。
今年2月に発表した優秀作品100句を対象に投票を実施し、計4万7559票を獲得した。「サラリーマン川柳コンクール」は1987年にスタートし、これまでに約114万作品が寄せられている。
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