西城秀樹さんの訃報を聞いて、 “Webおくりびと”の言動を考える:常見陽平のサラリーマン研究所(1/3 ページ)
著名人が亡くなると、気になることがある。Web上で、著名人のことをあれこれ書く人たちのことである。ひたすら悲しみをつづったり、思い出を書いたり、うんちくを披露したり。筆者の常見氏はこうした発言に異論を唱えているわけではないが、「何かが足りない」と感じている。その何かとは……。
歌手の西城秀樹さんが亡くなった。享年63歳。早すぎる死である。2度、脳梗塞を患い、リハビリ中だったという。ご冥福をお祈りする。
1974年生まれの中年である筆者にとって、西城秀樹さんと言えば、「YOUNG MAN(YMCA)」であり、「ハウス バーモントカレー」のCMである。いまだに中年同士でカラオケに行くと、体全体でYMCAを表現するあの振り付けをするだけでなく、普通の歌の部分でも、手を突き出して踊りだしてしまう。何か嬉しいことがあると「ヒデキ、感激」と言ってしまう。何かを依頼する際に、郷ひろみの曲名風に「よろしく哀愁」と言ってしまうのと同様、これは中年にとってごく普通のことなのだ。
それはそうと、いつも著名人が亡くなった際に気になっているのが、「Webおくりびと」たちのことである。「Webおくりびと? なんだそりゃ?」と思われたかもしれないが、著名人などが亡くなると、Web上で諸々の手続きや、追悼を行う人たちのことである。自称「Webおくりびとウォッチャー」の視点から、著名人の訃報、追悼について考えることにする。
著名人の訃報といえば、かつてはテレビや新聞などで知ることが多かったが、最近はネット上で知る人が増えてきたのではないだろうか。Twitterを開いた際に、著名人の名前が上位にランクインしていると嫌な予感がする今日このごろである。ポジティブなニュースならいいのだが、不祥事や訃報ということがあるからだ。今回の西城秀樹さんの訃報も、筆者はTwitterのトレンドで知った。
しかし、このような訃報があったとき、すでにWebおくりびとの活動は始まっている。著名人の訃報を知ると、筆者は必ずWikipediaを見に行くのだが、すでにWebおくりびとが活躍していることが多い。享年や、死因などについて記入が終わっているのである。西城秀樹さんクラスの著名人でなくても、ややマイナーな俳優やミュージシャンでも、Webおくりびとは活躍する。訃報を知ってすぐにWikipediaを見ても、すでに更新されているのだ。
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