マツダは6月14日、スポーツタイプ多目的車(SUV〜「CX-8」「CX-5」にエンジンが始動できなくなるおそれがある問題が見つかったとして、計2万3208台のリコールを国土交通省に届け出た。
対象はCX-8が2017年9月29日〜18年5月8日に製造された1万6008台、CX-5が18年2月1日〜5月8日に製造された7200台。
ディーゼルエンジンの制御プログラムが不適切なため、エンジンを停止させた際のわずかな回転を異常と判定し、制御コンピュータへの電源供給が停止しなくなる。これを「スターター回路がショートしている」とスタート・ストップ・ユニットが判定してしまう結果、スタートボタンを押しても電源がオンに切り替わらず、エンジンが始動できなくなる恐れがあるという。
61件の不具合報告があったが、事故は起きていないという。
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