社会人の「やりたい副業」 男性は「投資」、女性は「手芸」が人気:「アンケートモニター」も人気に
ビジネスパーソンが「副業」としてやりたい仕事は?――インテージリサーチ調べ。
近年の“働き方改革”の機運の高まりによって、解禁に踏み切る企業が増えている「副業」。ビジネスパーソンは、副業としてどんな仕事をやりたいと考えているのだろうか。
インテージリサーチの調査によると、トップは「アンケートモニター、ポイントサイト、レビュー投稿への参加」(16.0%)だった。同社は「幅広い年代の人が取り組むことができる活動だ」とみる。
2位は「株式や金融商品、仮想通貨などへの投資」(10.6%)。3位は「ハンドメイド商品などの制作」(8.6%)。4位以下は「人に何かを教える/コンサルティングする」(6.3%)、「個人貿易やネットオークション」(5.8%)、「NPOなどの社会奉仕活動」(4.9%)――と続いた。
男女別では、男性では「投資」、女性では「ハンドメイド制作」「雑誌などの記事執筆」を挙げる人が多かった。同社は「女性はクリエイティブ系の副業に関心があるようだ」と分析する。
すでに副業を始めている人も対象に、取り組む動機を聞いたところ、トップは「本業の収入だけでは物足りない」(42.1%)。2位は「将来の生活費が不安」(29.2%)、3位は「趣味の延長線上」(22.1%)だった。
調査内容を分析した結果、本業の収入や生活費に不安を覚える人は、従業員1000人以上の大企業に多かった。同社は「大企業に勤める人であっても、将来の生活費などの経済的な不安を感じており、副業や副収入を得る活動を行う動機の1つとなっている」と結論付けている。
調査は3月23〜26日にかけて、全国の16〜79歳のモニターを対象にインターネット上で実施。1万サンプルの回答を得た。
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