「スパイ」半導体巡る報道撤回すべき、AppleがBloombergに:クックCEOが主張
AppleのクックCEOは、同社の社内コンピューターシステムに中国情報機関が悪意あるチップを組み込んだとのBloombergの報道について、撤回すべきとの考えを示した。
10月19日、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、同社の社内コンピューターシステムに中国情報機関が悪意あるチップを組み込んだとのブルームバーグの先の報道について、撤回すべきとの考えを示した。写真はブルームバーググローバルフォーラムに出席する同CEO(左)。昨年9月にニューヨークで撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)
[19日 ロイター] - 米アップル
クック氏はバズフィードとのインタビューで、「ブルームバーグのアップルに関する報道は全く正しくない」と強調。「撤回して正しい行動を取るべきだ」と述べた。(当該記事 https://www.buzzfeednews.com/article/johnpaczkowski/apple-tim-cook-bloomberg-retraction)
ブルームバーグは、中国人民解放軍の部門が米ハード機器メーカー、スーパー・マイクロ・コンピューター
アップルはブルームバーグに対して報道内容を否定したほか、自社サイトや米議員らに宛てた書簡でも否定している。スーパー・マイクロも報道内容を否定している。
アップルはブルームバーグに法的措置を取る可能性についてコメントを差し控えた。
ブルームバーグはバズフィードが報じたクック氏の撤回要請発言に関してロイターに対し、1年以上かけて行った取材に基づく報道に自信を持っているとあらためて表明。「ハードウエアの操作や攻撃に関するほかの情報について」17人の関係筋が認めていると説明した。
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