学生から人気のない「圧迫面接」、実は2種類ある:面接官はつらいよ(1/4 ページ)
就活では、新卒・中途を問わず面接が必ずあります。面接を受けるのは憂うつだと感じる人は少なくない……どころか嫌なものと思うのが普通です。一方面接をする側、面接官はどんな気持ちなのでしょうか?
就活では、新卒・中途を問わず面接が必ずあります。面接を受けるのは憂うつだと感じる人は少なくない……どころか嫌なものと思うのが普通です。一方面接をする側、面接官はどんな気持ちなのでしょうか? 私自身が面接を受けた経験もたくさんありますし、(ってことは転職も多数?)年齢とともに面接をする側の経験が圧倒的に増え、ここ何年かは面接官トレーニングやっています。
(1)面接官がうらやましい?
10月1日には多くの企業で新卒学生の入社内定式が行われたところですが、もう次の採用、20卒就活は始まりつつあります。実際の採用活動が始まる前から、人事採用担当は水面下でプランニングや予算取り、媒体枠確保など、一年中採用「業務」は続くのです。一方、実際の採用、特に新卒採用はいわゆる一括採用というシステムのため、一定時期に多数の学生を選別しなければなりません。
ES(エントリーシートをこう呼びます)の選別も、何千何万に及ぶ大企業・人気企業はたいへんな作業となりますが、面接はもっと手間がかかります。グループ面接などで複数人を一斉に対応することはありますが、グループ面接だけで採用がきまることはなく、必ず個人面談があり、こればかりは最低でも1対1で企業側の面接官が必要になり、複数名で面接することも普通に行われます。
面接を受ける側からすれば面接は緊張するし、あがってうまくしゃべれないし、意地悪な質問をされたり、「あなたを食べ物に例えれば何?」の類の意味不明な質問を受けたりしたら恐いし、嫌なことだらけです。他方面接官は偉そうに人を見定め、高圧的な態度の人もいたり、こちらが隠したいことを聞いてきたり、とにかく偉そうで楽に見えます。
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