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「あおり運転防止ステッカー」登場 「弁護士に相談する」と車に貼って意思表示:抑止力になるか
保険会社が「あおり運転防止ステッカー」の配布を始める。黄色い背景に太字で「弁護士保険に加入しています」と書かれたもの。「迷惑行為があればすぐ弁護士に相談する」という意思表示ができ、あおり運転を防止できるという。
弁護士に相談・依頼した際に生じる相談料を補償する保険商品を展開するプリベント少額短期保険(東京都中央区)は11月1日から、契約者に「自動車に貼るとあおり運転の抑止につながる」とうたうシールを無償配布する。黄色い背景に黒い太字で「弁護士保険に加入しています」と書かれたもので、自動車のバックドアなどに貼って使用する。
同シールを貼ることで、背後から異常接近・ハイビーム点灯・パッシング・クラクション乱用などを仕掛けてくるドライバーに対して「トラブルに発展した場合は、すぐ弁護士に相談する」という意思表示ができ、あおり運転を防止できるという。
17年6月に東名高速道路であおり運転が死亡事故につながるトラブルが起きたほか、18年1月〜6月にかけて道路交通法の「車間距離の保持」義務違反で摘発された件数が、昨年同期比2倍の6130件に増えていることを踏まえて配布を決めたという。
プリベント少額短期保険は、同ステッカーが「強力な抑止力につながるものと考えます」とコメントしている。
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