転職活動での悩みは? 「アピールポイントが分からない」「退職交渉が難航」などの声も:解決方法は?
転職支援サービス「エン転職」を運営するエン・ジャパンは11月8日、転職活動についての調査結果を発表。多くの人が自分のアピールポイントや適性などが分からずに悩んでいることが分かった。回答者からは寄せられた具体的なエピソードでは……
転職支援サービス「エン転職」を運営するエン・ジャパンは11月8日、転職活動についての調査結果を発表した。多くの人が自分のアピールポイントや適性などが分からずに悩んでいることが分かった。
転職活動で困ることについて聞いたところ、「自分のアピールポイントが分からない」「自分の適性が分からない」(ともに43%)、「自分のやりたいことが分からない」(39%)、「金銭面で負担がかかる」(34%)、「面接のスケジュール調整」(23%)、「現職での退職交渉がうまくいかない」(12%)――などが挙がった。
回答者からは具体的な悩みとして「即戦力になる経験や資格がないため、面接で人柄ややる気を見てもらうまでが不安だ」「待遇面などは口コミサイトの情報からでないと実態が分からない。口コミがない会社は情報を得ることすら難しい」「現職では休暇を1カ月前に申請しないといけないため、面接日を指定されてもなかなか合わなかった」といった声が寄せられた。
では転職活動において困った場合、どのような解決方法があるのか。
転職経験者に実体験を聞いたところ「インターネットを活用することで、対策や第三者の体験談などを知ることができた」「転職経験のある先輩や転職活動中の友人に転職活動の進め方や決まるまでの期間、自分に合った仕事の探し方などの話を聞いた」など、口コミや知人を参考にするとの声が出た。
また「現実的な視点を持ち『自分ができそうなこと』の中で『何を実現したいのか』『何が許容できるのか』を冷静に考えるようにした」「前職の経験を整理して、PRする際の順番を(応募する)業種によって入れ替え、企業が求める経験が1番印象に残る内容にした」など、自己分析や面接内容を工夫するとの意見も出た
調査は9月26日〜10月28日にかけてエン転職を利用する1万663人(うち転職経験者は7130人)を対象にインターネット上で実施した。
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