三菱自、ピックアップトラック新型「トライトン/L200」世界初公開 力強いデザインと走破性:約150カ国に順次展開
三菱自動車はピックアップトラックの新型「トライトン/L200」をタイ・バンコクで世界初披露した。11月17日からタイで販売を開始し、約150カ国に展開する。
三菱自動車は11月9日、1トンピックアップトラックの新型「トライトン/L200」をタイ・バンコクで世界初披露した。11月17日からタイで販売を開始し、東南アジア、オセアニア、中東、欧州、アフリカ、中南米など約150カ国に順次展開する。
「トライトン/L200」は、誕生から40周年を迎える。2017年度の販売台数は、主力スポーツタイプ多目的車(SUV)「アウトランダー」に次ぐ約16万台。日本では販売していないが、重要な世界戦略車として位置付けている。
新型では、「究極のスポーツ・ユーティリティー・トラック」をコンセプトに、力強いデザインや走破性を高めた四輪駆動システムなどを採用している。
デザイン面では、フロントフェースに新世代のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。高いボンネットフードによって厚みを持たせ、ランプ類を高い位置に配置し、力強く堂々としたフロントフェースに一新した。また、ボディーサイド全体の厚みを増やし、安定感を加えた。
四輪駆動システムには、新たに「オフロードモード」を採用。「GRAVEL(未舗装路)」「MUD/SNOW(泥道/新雪)」「SAND(砂地)」「ROCK(岩場)」の4モードを設定している。タイヤのスリップ量をコントロールし、悪路での走破性を高めることができる。
安全装備も充実させた。歩行者の検知を可能とした衝突被害軽減ブレーキシステム、車線変更時に起こりやすい接触事故を回避する後側方車両検知警報システム、発進時の誤操作を防止する誤発進抑制機能などを搭載している。
18年度は、新型モデルと現行モデルの合計で約18万台の販売を計画。同社の益子修最高経営責任者(CEO)は「『トライトン/L200』は極めて重要な世界戦略車の一つ。当社の持続的成長には、今回投入する車の成功が不可欠。今回の改良では、初代から40年間で培った耐久性、信頼性および快適性にさらに磨きをかけるとともに、デザインを力強く堅牢なものに一新した」とコメントした。
関連記事
- トヨタ、ピックアップトラック「ハイラックス」13年ぶり日本発売
トヨタは、ピックアップトラック「ハイラックス」を10月16日に発売する。 - 顧客優先か労務管理優先か? ハイラックス復活の背景
トヨタが13年ぶりにハイラックスの国内販売を再開した。世間一般には国内再投入の理由はおろか、そもそもなぜハイラックスの国内販売が中止されたのかすら知らないだろう。そこには何があったのだろうか? - 新型SUVは「エクリプス クロス」 三菱自動車
三菱自動車の新型SUVの名前が「エクリプス クロス」に決まった。 - 自動車販売店に冷蔵庫や電子レンジ その理由は──三菱自の次世代型店舗で“電気”体感
三菱自動車が次世代型店舗「電動DRIVE STATION」の第1号店をオープン。「i-MiEV(アイミーブ)」や「アウトランダーPHEV」など電動車の機能や価値を体感できる店舗となっている。 - 三菱自、小型クロスオーバーMPV「XM Concept」外観を公開
三菱自動車が小型クロスオーバーMPVのコンセプトカー「MITSUBISHI XM Concept」の外観デザインを公開した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.