2割は「昨年より購買姿勢が消極的になった」 節約したいもの1位は「通信費」 生協連調べ:収入が増えない……
日本生活協同組合連合会はこのほど、消費などに関する意識調査の結果を発表。昨年と比べ購入姿勢が「消極的になった」と答えた人は22.8%いた。
日本生活協同組合連合会(日本生協連)はこのほど、消費などに関する意識調査の結果を発表した。昨年と比べ購入姿勢が「消極的になった」と答えた人は22.8%と、前回調査を実施した2015年の結果(28.6%)と比べると5.8ポイント減少していることが分かった。
購入姿勢が消極的になった理由については「収入が増えない(減った)から」が53.6%と最多。「家族が変化したから(出産・就職・退職など)」(37.6%)、「物価が上がったから」(36.0%)、「今の生活が不安定だと感じているから」(31.7%)、「医療費や介護の負担が増えると思うから」(30.3%)――と続いた。
15年調査時では消費税増税後ということもあり、購買姿勢が消極的になった理由の1位は「物価が上がったから」で62.1%だった。「収入が増えない(減った)から」(54.2%)は2番目に多い回答だった。
今後節約したいものでは「通信費」(51.9%)がトップに。次いで「葬儀」(36.3%)、「保険・共済」(30.7%)という結果だった。
一方で、お金をかけてみたいことでは「貯蓄など将来への備え」(50.3%)、「趣味や娯楽、旅行」(39.1%)、「健康のための活動」(31.8%)など、将来のために使いたいと考える人が多いようだった。
調査は6〜10月にかけて、日本生協連加盟の地域購買生協のうち組合員数上位30位までの生協に加入する組合員を対象に郵送ベースで実施。有効回答3653件を得た。また、6月に生協の組合員ではなく生協のサービスを利用していない女性1800人を対象にインターネット上で実施した。
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