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謎めいたファーウェイ創業者一族、後継者逮捕で注目「いかなる不正も承知していない」(3/3 ページ)

米制裁措置の違反容疑で逮捕された中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の孟晩舟(メン・ワンツォウ)最高財務責任者(CFO)は、他の多くの中国企業幹部と同様、母国でも謎に包まれている。

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<後継者>

ファーウェイのウェブサイトによると、孟氏は1993年に同社に入社。1998年に華中科技大学で修士号を取得し、主に財務面を担当して出世階段を登っていった。同サイトによると、海外経理部長、ファーウェイ香港法人CFO、会計管理部の責任者などを歴任している。

2013年に初めて中国メディアの前に姿を現した孟氏は、ファーウェイには「電話を取るだけ」の秘書として入社したと語った。

孟氏はまた、結婚していて息子と娘がいると明らかにしている。夫は同じ業界の人ではなく、ファーウェイ幹部と結婚しているとの憶測を一蹴した。

孟氏は2011年、取締役に選出され、社内での地位の高さが明らかとなった。ファーウェイ関係者は同氏について、有能で勤勉だと口をそろえる。

孟氏の兄弟である孟平氏のほか、任氏の弟や現在の妻も皆、ファーウェイあるいは関連企業で働いているが、孟氏のように経営に関与している人はいない。

「他の家族メンバーは事務方だが、サブリナはCFOで取締役に名を連ねている」とファーウェイの関係筋は言う。「したがって、彼女が将来の後継者とみられている」

(翻訳:伊藤典子 編集:山口香子)

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