トヨタ、新型「レクサスRC F」世界初披露へ レースで培ったノウハウ生かし軽量化:“Performance package”も設定(1/2 ページ)
トヨタが新型「レクサスRC F」を世界初披露すると発表。日本では2019年5月の発売を予定する。運動性能を強化するため、従来モデルから20キロの軽量化を図った。トヨタが新型「レクサスRC F」を世界初披露すると発表。日本では2019年5月の発売を予定する。運動性能を強化するため、従来モデルから20キロの軽量化を図った。
トヨタ自動車は1月14日、高級車ブランド「レクサス」のスポーツクーペ「RC F」の新型を米デトロイトモーターショーで世界初披露すると発表した。日本では5月の発売を予定する。運動性能を強化するため、従来モデルから20キロの軽量化を図ったほか、パワートレーン、タイヤ、サスペンションなども改良した。
エクステリアは「レース育ちのスタイリング」をコンセプトに、空力性能を高める仕組みを採用。フロントバンパーコーナーには、カナード(航空機の先尾翼)形状を採用し、ダウンフォースを向上させた。サイドのロッカーモール後端にはアンダーカット形状を取り入れ、リヤタイヤ周辺の乱気流を抑制できる仕様とした。
「限界領域でのコントロール性」を高めるために新開発したタイヤも実装。トレッドパターン1本1本のコンパウンド材質までこだわっており、サーキット走行においても操縦安定性を発揮するという。
パワートレーンに搭載した5リッターV型8気筒エンジン(2UR-GSE)は、最大535N・m/4800rpmを発揮する。エンジントルクを制御し、発進時のタイヤ空転を防ぐ仕組みも取り入れており、鋭いスタートダッシュを実現するとしている。
“Performance package”も設定
さらに優れた走行性能を持つモデル「“Performance package”」も設定。「RC F GT3」で「SUPER GT」「デイトナ24時間レース」に参戦した際のノウハウを活用し、随所にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用。従来モデルから70キロの軽量化を実現した。
CFRPを取り入れたのは、エンジンフード、ルーフ、フロントスポイラーなど。このほか、カーボンセラミックブレーキ、チタンマフラー、軽量アルミホイールなども取り入れて運動性能を高めた。0〜60マイル(約96.5キロ)加速は4.0秒。
専用の固定式カーボンリヤウイングは、標準グレードに搭載されているリヤウイングよりも優れたハイダウンフォース・ロードラッグを実現しており、高速走行時に安定性と伸びのある走り心地を両立させるとしている。
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