就活費用は「平均16万円」と負担大 意外と想定できていない学生が多い……? :地方平均は18万円
就職活動支援サービス「サポーターズ」を運営するサポーターズは3月1日、就職活動に関する調査結果を発表。就活にかかった費用の総額は全国平均で16万1312円と、学生にとって大きな負担になっていることが明らかに。地方平均で18万2633円だった。
就活での大きな出費は想定外? 就職活動支援サービスを運営するサポーターズ(東京都渋谷区)は3月1日、就職活動に関する調査結果を発表した。就活にかかった費用の総額は全国平均で16万1312円、関東在住の学生で平均12万7664円、地方は同18万2633円と、学生にとって大きな負担になっていることが明らかとなった。
費用の中で特に負担が大きかったのが「交通費・宿泊費」だった。負担額の割合をみてみると、「10万〜15万円」(16%)、「15万〜20万円」(8%)、「20万円以上」(13%)と、4割近くの就活生が10万円以上も負担していることが分かった。
「カフェ代・飲食代」では「1万〜3万円」(39%)支払っている人が最も多く、「スーツ・バッグなどの用品代」では「1万〜3万円」「3万〜5万円」(ともに26%)が相場のようだった。
就活による出費は想定外?
就活前に不安だったことを聞いたところ、1位は「就職できるかどうか」(60.4%)で、2位は「志望業界や企業が定まらない」(44.5%)、3位は「自己分析が進まない」(37.7%)、4位は「エントリーシートなどの負担」(37.5%)、5位は「就活費用」(31.4%)――と続いた。
一方で、就活後に実際に大変だったことを聞いてみるとトップには「就活費用」(34.1%)が挙がった。次いで「スケジュールの過密さ」(33.6%)、「エントリーシートなどの負担」(30.2%)、「就職できるかどうか」「自己分析が進まない」(ともに27.1%)――だった。
就活生は事前準備の段階で就活費用がかさんでしまうことをあまり想定できていないと言えそうだ。
調査は2018年12月5〜12日にかけて、就職活動支援サービス「サポーターズ」に登録する19年卒業見込みの全国の大学生560人を対象にインターネット上で実施した。
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