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ひろゆき流“オワコン日本”の幸福論―― 他人とズレていたほうが幸せになれる!!西村博之が語る「令和ニッポンの処方箋」【後編】(4/5 ページ)

ひろゆきこと西村博之氏が、令和時代を迎える日本が今後どんなふうにヤバくなるのか、沈みゆく日本で生き抜くためにはどうしたらいいのかを3回にわたって提言。最終回は“オワコン日本”でも「おいしく」生きていくための方法論。

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お金と幸せの関係

 いまだに「お金さえあれば幸せだ」と思い込んでいる人がいるようですが、お金と幸せって関連していません。僕はお金がなかった子どもの頃からそう思っているのですが、実際、幸せと収入の関係を調べた調査はいろいろとあります。

 例えば、ノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大学の心理学者ダニエル・カーネマン名誉教授の研究によれば、年収7万5000ドル(約820万円)までは幸せと収入が比例します。これは、食べ物など最低限の衣食住が満たされないとなかなか幸せだと感じられないからでしょう。

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ダニエル・カーネマン氏(Wikipediaより)

 でも、年収7万5000ドルを超えると、幸福度と収入はあまり比例しなくなります。

 それぞれの国の経済状況や文化によって分岐点は違うと思うのですが、おそらく日本だと400万円くらいから変わらなくなると思います。

 あとは、その人がどれくらいお金を使いたいかによりますよね。お金を使わないと幸せになれない人よりも、お金を使わなくても幸せになれる人のほうが人生はラクだと思います。

 快楽は手軽に感じられるほうが幸せになりやすいので、例えばブランド品を買うのが幸せだと思う人は、ユニクロの服では幸せを感じられないという意味で、幸せになれる度合いが少ないんです。

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ユニクロの服で幸せを感じられるか?(写真提供:ゲッティイメージズ)

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