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ジブリ展で鈴木敏夫Pの書画120点公開! 専門家が見るその腕前は?:神田明神と“異色”のコラボ(2/3 ページ)
現在開催中の「鈴木敏夫とジブリ展」では鈴木氏の書画約120点や映画企画書、宣伝用キャッチコピー案、作業予定表など500点以上の資料が展示されている――。
書道の腕前は?
さて、夏木を“絶賛”した鈴木氏の書画の腕前はどれほどのものなのだろうか。早稲田大学で書道の授業を担当している書道家の財前謙氏はこう見る。
「誰かの字のまねごとではなく、自分の言葉を主として書いていることがまず評価できます。かつ、それを誰でも読める明快な字で書いているところもいいですね」
字には、人の生き様が現れるという。自分だけの言葉を誰もが分かる形で伸び伸びと表現する――。まさしく、「ジブリ」を生み、大ヒットアニメを次々と打ち立ててきた鈴木プロデューサー生き方そのままと言えよう。
「鈴木敏夫とジブリ展」は4月20日〜5月12日に開催。入場料は、大人1300円 、中高生800円、小学生600円。以下、作品は©TS ©Studio Ghibli。
著者プロフィール
河嶌太郎(かわしま たろう)
1984年生まれ。千葉県市川市出身。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。アニメコンテンツなどを用いた地域振興事例の研究に携わる。近年は「週刊朝日」「AERA dot.」「DANRO」「Yahoo!ニュース個人」など雑誌・ウェブで執筆。ふるさと納税、アニメ、ゲーム、IT、鉄道など幅広いテーマを扱う。
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