インタビュー
キングコング西野が「ディズニーを超える」と公言する3つの理由:キンコン西野の仕事術【後編】(5/5 ページ)
キングコングの西野亮廣――。会員数2万5000人を誇る国内最大のオンラインサロンのオーナーでもある彼に、バッシングへの対応策と、「ウォルト・ディズニーを超える!」という宣言の真意をお届けする。
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100万人に見せるより100万人で作る
―――インターネットをうまく活用して、どんどん人を巻き込んでいくことで、エンタメで世界を取るということなのですね。
だから映画も100万人に見せるよりは100万人で作ったほうがいいですね。僕は今、映画『えんとつ町のプペル』を作っていて、仮アフレコみたいなものがあるんですけど、先日、お客さんにやってもらったんです。表に出る声ではなくて、アニメーターさんが動きを付けるときに聞く用のせりふをお客さんに言ってもらうんです。
レコーディングスタジオにお客さんに入ってやってもらうんですけど、多分そのお客さんはもう自分が仮アフレコで、自分がその作品にタッチしてしまっているから、それぞれ10人くらいは映画館に友人とかを連れてきてくれるはずなんですよ。
それで、映画のタイトル『えんとつ町のプペル』って最初に出た瞬間に泣くはずなんですよ。自分の作品だから。
そっちの方が多分、お客さんの満足度は高いかもなと思っています。
だから運が良かったですね。ディズニーがインターネットを触っていたら、多分勝ち目はなかった感じがするんですけど、あの時にはなかったので。前まではエンタメを受け取るって言うことが一番気持ちいいことだったんですけど、エンタメの発信側に回れるということが、すごく自分にポイントが入るようになったということですね。
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