2015年7月27日以前の記事
検索
インタビュー

仕事も育児も「嫌なことはやらない」 女性起業家が語る、女性“無理ゲー”時代の攻略法小田桐あさぎさんに聞く(2/5 ページ)

仕事、結婚、育児――女性にとっての“無理ゲー”時代を生き抜く方法は? 「嫌なこと全部やめたらすごかった」の著者、小田桐あさぎさんに聞いた。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

「理想の男性リスト」を80項目作って結婚

―― 嫌なことを全部やめたら、イライラしないから余裕が生まれるし、確かに好きなことをやっている人は輝いて魅力的に見えます。モテるようになったあさぎさんは、その後「理想の男性リスト」を作って、ご主人に出会ったそうですね。

小田桐 理想の男性リストを作って以降は、それに合致しているかどうかという目線で男性を見るようにしました。そうしたら以前からの知り合いがリスト通りの完璧な男性だと気付いて、「気が合うわ」となって。

―― なぜ理想の男性リストを作ったんですか?

小田桐 理想の男性リストが書けるということは、自分の理想を可視化できているということです。リストを作るためには、自分がどんな人生を送りたいのかを考えなければなりません。

 それまでの私は、「ちゃんと働いて、ちゃんと結婚して、ちゃんと子どもを産む」という「他人にどう見られるか?」という目線でしか人生を考えておらず、「自分がどういう人間なのか」という視点がすっぽり抜けて落ちていたんです。そこから、他者からの「ちゃんと」という目線を取っ払って、自分の本当の理想の人生を考えました。そしたら今までなんとなく良いと思っていた高学歴、高身長、高収入みたいな評価は、必ずしも私にとっては必要ではないということが分かりました。

―― 相手はそのリストの存在を知っていたのですか? 「あなたは私のリストに合致しています」なんて言われたら引かれないでしょうか……

小田桐 当時リストの存在を話したかは覚えていませんが、伝えたとしてもプラスに働いたと思います。「理想通りの人だ」って言われたらうれしくないですか? 例えば「私、物腰の柔らかい方が好きで、頭のいい方が好きで……○○さんは全部当てはまってるんです!」って言われたら、悪い気はしませんよね?

―― 確かにちょっといい気分かも(笑)。その後、ご主人とは3回のデートで結婚することになったそうですが、スピード婚は不安ではなかったですか?

小田桐 リストを元にして失敗したのなら、そもそも自分の思い描いた理想の人生自体から見直す必要があるということです。でも私は自分の思い描いた理想の人生と理想のパートナー像には本当にパーフェクトだと思っていたので、不安はなかったです。あとは失敗したら離婚すればいいと思ってました(笑)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る