インタビュー
サンシャイン水族館をプロデュースした中村元が語る「弱点を武器に変える2つの方法」:ショボいけど、勝てます。 竹島水族館のアットホーム経営論(6/6 ページ)
サンシャイン水族館を手掛けた水族館プロデューサー中村元が語る「弱点を武器に変える2つの方法」――。
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サンシャイン水族館のコンセプト『天空のオアシス』の象徴となった「天空のペンギン」。屋根が無い、少ない水量という屋上の水族館ならではの弱点を「進化への圧力」にして、青空を借景に、どこまでも広く明るい水塊展示を作った。炎天下でも涼しく、雨も風もしのげる他の水族館にはまねのできない展示空間だ(以下、中村元さん提供)
サンシャイン水族館最大のラグーン水槽。ビルの10階であることを忘れるほど広々とした水塊。本当は小さいのだが、展示スタッフと一緒に知恵を出し合って、どこまでも続いているように感じる、世界で最も美しい水塊が誕生した
著者プロフィール
大宮冬洋(おおみや とうよう)
1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社するがわずか1年で退社。編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーライター。2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。自主企画のフリーペーパー『蒲郡偏愛地図』を年1回発行しつつ、8万人の人口が徐々に減っている黄昏の町での生活を満喫中。月に10日間ほどは門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験しつつ取材活動を行っている。個人のいまを美しいモノクロ写真と文章で保存する新サービス「ポートレート大宮」を東京・神楽坂で毎月実施中。著書に、『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)、『人は死ぬまで結婚できる〜晩婚時代の幸せのつかみ方〜』(講談社+α新書)などがある。 公式ホームページ https://omiyatoyo.com
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