銀行員の平均年収は609万円、トップは?:大手行は759万
「銀行で働いている人って、給料が多そうだなあ」といったイメージがあるかもしれないが、実際のところどのくらいもらっているのだろうか。国内銀行81行の平均年収は……。東京商工リサーチ調べ。
「銀行で働いている人って、給料が多そうだなあ」といったイメージがあるかもしれないが、実際のところどのくらいもらっているのだろうか。国内銀行81行の平均年収は609万5000円(2019年3月期)であることが、東京商工リサーチの調査で分かった。前年同期の607万7000円(同611万5000円)から1万8000円(0.2%)増加し、2016年3月期以来、3年ぶりに前年同期を上回った。
平均年収を銀行別でみると、トップは「東京スター銀行」(926万6000円)。13年3月期以来、6年ぶりにトップに返り咲いた。2位は「三井住友銀行」(820万3000円)、3位は「あおぞら銀行」(803万7000円)だった。15年3月期からトップ3の常連だった「スルガ銀行」(729万2000円)は8位という結果に。
業態別で、どのような違いがあるのだろうか。大手行は前年同期比2万円増の759万7000円、第二地銀は同8万円増の554万9000円。一方、地方銀行は同1万8000円減の621万4000円だった。
今回の調査結果を受けて、東京商工リサーチは「銀行は低金利競争で収益環境が悪化し、また、フィンテックの浸透やAI化などで人員削減が進んでいる。こうした状況も背景に、内定辞退者の増加や若手行員の退職が目立つとの声も聞かれるようになった。このため、人材確保のための給与アップだけでなく、福利厚生などの待遇改善を急いでいることを反映しているようだ」とコメントしている。
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