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メディアで紹介される沖縄の“有名店”、地元の人は実は知らない? ローカルと観光客の分岐点(2/4 ページ)
「沖縄グルメ リゾートからローカルまで」。Web媒体からこんな見出しのニュースが届いた。記者も行ったことのあるお店も紹介されているかなと思ってタップしたら、1軒も知らなかった。通勤で歩く道沿いの店でさえ……。
看板がメッセージ
浦添市の男性(34)は「看板のメッセージを読み取って判断しているんじゃないですか」と話します。
「中国語やあぐーの文字があれば、観光客向けだと分かりますよね。外観に沖縄っぽさを演出している赤瓦、シーサーもそう。歩いて目に入る『海ぶどうあります』『芸能人も来ました』という文字も判断する理由だと思いますよ。あぐーや海ぶどうって普段は食べないですもん」。
地元のことは調べない
南風原町の20代女性は「旅行先ではインスタでおいしそうなお店を探すけど、地元にいるときは知ってる店に行きます。地元で新しいお店に行くなら食べログで調べます。レビューがないお店は不安で、逆にオシャレなお店は入りにくいと感じます」
「国際通りは観光地」
那覇市内の高校に通う女性(16)は「観光地には用がないので行きませんね。国際通りにもそもそも行ったことがない」ときっぱり。「那覇新都心のメインプレイスに行くくらいです」
沖縄県出身の36歳女性も「国際通りは魅力がないように感じますね。お土産屋さんとドラッグストアばかりで専門店がないですもん。前は洋服屋さん、写真屋さんもありましたけど、今は地元のお店は全部なくなってしまいましたね」と話します。
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