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静岡県知事の「リニア妨害」 県内からも不満噴出の衝撃【後編】現地取材で覚えた「違和感」(1/5 ページ)

静岡県が大井川の減水問題などを理由に、リニア中央新幹線の建設工事に「待った」をかけ続けている。なぜ静岡県知事はリニア建設を「妨害」するのか? 現地取材で浮かび上がった実態を前後編でお届けする後編。

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編集部より:連載「検証・リニア静岡問題」の予告編「リニアを阻む静岡県が知られたくない「田代ダム」の不都合な真実 」は大きな反響がありました。筆者の現地取材を報じた【静岡県知事の「リニア妨害」 県内からも不満噴出の衝撃【前編】】に続き、今回は「後編」として静岡県への書面取材の結果を詳報いたします。 

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山梨リニア実験センターで撮影した試験車両(ITmedia ビジネスオンライン編集部撮影)

 静岡県には、「新幹線新駅関連調査費」という不思議な予算がある。東海道新幹線の新駅を、牧之原台地にある富士山静岡空港(牧之原市・島田市)の近くに新設することを想定した調査費である。

 2016年度には、10億円の予算を計上し、その後も毎年500万円が盛り込まれた。19年度も新駅の利点を検証するためとして、500万円の予算がついている。

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富士山静岡空港の直下にある牧之原第一トンネルから出てきたのぞみは茶畑の中を走る

川勝知事が突然口にした「湧水の全量戻し」

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