スバル、新型「レヴォーグ」プロトタイプを公開 新世代アイサイトで安全性能向上:2020年後半に発売
SUBARUは「東京モーターショー2019」で、新型「レヴォーグ」のプロトタイプを世界初公開。新世代の「アイサイト」や、新開発の水平対向エンジンを搭載。市販モデルは2020年後半に日本で発売する。
SUBARU(スバル)は10月23日、「東京モーターショー2019」で、新型「レヴォーグ」のプロトタイプを世界初公開した。安全性能を進化させた運転支援システム「アイサイト」や、新開発の水平対向エンジンを搭載。安全性能や走行性能を高めた。市販モデルは2020年後半に日本で発売する。
スバルは、自動車業界が大変革期を迎える中、「自らの存在意義を示す領域」(中村知美社長)として、走る楽しさを追い求めた「人生を豊かにしていくパートナー」となるクルマづくりを目指す。その象徴となるのが、2代目となる新型レヴォーグだ。
新世代のアイサイトは、新開発のステレオカメラと前後合わせて4つのレーダーで構成される。衝突被害軽減ブレーキの作動範囲を、見通しの悪い交差点や右左折時にまで拡大した。
また、GPSと準天頂衛星「みちびき」を介するロケーターが自車の位置を正確に特定し、高精度マップで高速道路の形状を把握することで、高速道路渋滞時のハンズオフ走行などを支援するシステムを新開発。スバルの国内モデルとしては初のコネクティッドサービスも備える。「2030年までに死亡交通事故ゼロを目指す」(中村社長)ための機能を充実させた。
走行機能では、加速性能と環境性能を両立させた1.8L水平対向直噴ターボエンジンを新開発。豊かなトルクによるストレスのない走りを目指した。また、「SUBARU GLOBAL PLATFORM」にフルインナーフレーム構造を採用して高剛性化。プラットフォームを大幅に進化させた。
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