ヤフーを傘下に持つZホールディングス(ZHD)とLINEが経営統合に向けて検討を行っていると伝えた一部報道について、ZHDは11月14日、「協議を行っていることは事実だが、現時点で決定した事実はない」とコメントを発表した。
13日付の日本経済新聞電子版によれば、ZHDの親会社であるソフトバンクとLINEの親会社である韓国NAVAERが50%ずつ出資する共同出資会社を設立し、ZHDの株の約7割を保有する親会社とする統合案が出ており、ヤフーとLINEについてはZHD傘下の100%子会社にすることを検討しているという。
報道を受け、ZHDは14日にコメントを発表。「ZHDとLINEが本件について協議を行っていることは事実だが、現時点で決定した事実はない。今後開示すべき事実が発生した場合は、速やかに公表する」とした。同日、LINEもコメントを発表しており、「企業価値向上のための施策の1つとして検討を進めていることは事実だが、当該報道の内容に関して当社として決定している事実はない」としている。
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