連載
弱者のマーケティング戦略が育てたサイボウズの生存術 VUCA時代に求められる考え方とは?:組織の生産性を上げる「楽しさ」の作り方(3/3 ページ)
社員の維持や採用が難しくなっている現在、「遊び」の許容は思った以上に重要です。ボウズマン……そんなのいたなぁ……。
これまで5回にわたって、「組織の生産性を上げる『楽しさ』の作り方」を書いてきました。これからの時代に求められるのは「楽しいがあふれる会社」。楽しい職場には人が集まります。そのためには「遊び」や没頭を許容する環境づくりが欠かせません。
私たちサイボウズチームワーク総研とスコラ・コンサルトは、ひとりひとりの楽しさを起点にして組織を活性化する環境づくりを支援しています。この連載がみなさまの組織運営のヒントになれば幸いです。
著者プロフィール・なかむらアサミ
サイボウズチームワーク総研 シニアコンサルタント。サイボウズに人事として入社。その後、広報・ブランディングを経て、現在は、企業や教育機関など幅広い層にチームワークを伝えている。
離職率高い時期の人事経験など、組織の風土が変わっていく様子を体感してきているため、風土改革の沿革やチームビルディングの話をする機会が多い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
1万7000人の新卒が殺到する中小企業社長が語る、優秀な人材の集め方
社員20人の新興企業ながら、新卒採用に学生が殺到することで注目を集めるLegaseedの近藤代表に、人材採用のヒントや日本企業の課題を聞いた。
「経営者はまず1週間、従業員を眠らせるべき」 “睡眠負債”の第一人者が語る睡眠と仕事の関係
日本では睡眠不足によって、年間約15兆6000億円の経済損失があるらしい。
ビジネスパーソンに必要なのは「没頭力」 仕事にのめり込むための工夫は?
これからのビジネスにおいて、「創造性」が最も重要な経営資源であることを考えると、「没頭」できる環境をつくることは重要な課題です。
人が辞めていく“ブラックな職場”をどう変える? サイボウズの実例に見る「制度の選択肢を増やすこと」の効用
かつて4人に1人が辞めていく会社だったサイボウズは、その高い離職率をどう改善したのか。
生産性の向上のみを追求して、生産性は向上するのか? 営業組織の具体的事例
