調査リポート
ビジネスパーソンの貯蓄額、最も多かったのは?
じぶん銀行は全国のビジネスパーソンを対象に、「資産運用」に関する調査を実施し、その結果を発表した。ビジネスパーソンの貯蓄額を聞いたところ……。
20〜40代のビジネスパーソンは、お金をどのくらい貯めているのだろうか。現時点での貯蓄額を聞いたところ「ゼロ」(17.4%)と答えた人が最も多く、次いで「10万円以上50万円以下」(14.4%)であることが、じぶん銀行の調査で分かった。他の質問で「老後のためにこのくらい貯めたい・必要だ」という認識を持っている人が多かったのに対し、現時点で貯蓄できていない人が少なくないことが浮き彫りに。
この1年間で目標とする貯蓄額を尋ねたところ、「100万円以上200万円未満」(26.6%)が最も多く、次いで「50万円以上100万円未満」(24.2%)、「10万円以上50万円未満」(16.8%)だった。貯蓄の理由を質問したところ、半数近くの人が「老後資金(47.4%)を挙げた。「昨年は特に『老後2000万円問題』が大きく話題となったこともあってか、『老後に資金が必要』という認識はこれまで以上に浸透しているようだ」(じぶん銀行)
次に、10年後の2030年までの目標貯蓄額も聞いたところ、「1000万円以上3000万円未満」(25.0%)がトップ。「まさに2000万円前後が必要・貯めなければならないという認識を持っている人が多いようだ」(じぶん銀行)。貯蓄したい理由を尋ねると、「老後資金」(58.5%)を挙げた人が最も多かった。
インターネットを使った調査で、20〜40代のビジネスパーソン500人が回答した。調査期間は2019年12月17日から20日まで。
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