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「3年後は今の会社で働いていない」若手社員は47% 年収別にみると……3割は1年以内の退職意向(1/2 ページ)

リスクモンスターが発表した「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査結果によると、若手社員の半数が3年以内の転職・退職を考えている。その理由は「給料」が最も多かった。

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 若手社員の半数が3年以内の転職・退職を考えている――。法人向け与信管理サービスを提供するリスクモンスター(東京都中央区)が1月30日に発表した「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査の結果で、若手社員の勤続意欲の実態が明らかになった。全体の約3割は1年後にも勤務し続けていないと回答している。


若手社員の勤続意欲の実態は?

 調査では、新卒入社1〜3年目の若手社員に対して「当面3年間の仕事・会社に対する勤続意欲」について質問。「3年後も勤務し続けていると思う」が53.0%で、「3年後は勤務し続けていないと思う」の47.0%を上回った。また、前回調査(2018年11月)と比べると、「勤務し続けていない」は4ポイント減少した。一方、依然として半数近くが3年以内の退職を考えている。


当面3年間の仕事・会社に対する勤続意欲について(出典:リスクモンスター

 さらに「当面1年間の仕事・会社に対する勤続意欲」では、全体の29.0%が「1年後は勤務し続けていないと思う」と回答。3年以内の転職を考えている人の中でも、すぐに行動を起こそうと考えている人が多数派だった。


1年後の勤続意欲について(出典:リスクモンスター

 「3年以内に退職」と回答した理由については「給料が低いから」が46.1%となり、最も多かった。次いで「仕事にやりがいを感じないから」(29.4%)、「最初から転職するつもりだから」(20.6%)と続いた。転職を考える大きな要素が給料にあることが分かる。


勤め続けたくない理由(出典:リスクモンスター

 一方、「3年後も勤続する」と回答した理由のトップは「福利厚生が充実しているから」で32.7%。次いで「勤務時間や休日が自分に合っているから」(30.5%)、「給料が良いから」(28.0%)だった。勤続する理由としては、給料だけでなく、働きやすさが重要なポイントのようだ。

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