年度末に向け、何かと気ぜわしくなる季節。外出の合間に少しでも作業をしようと、カフェやワークスペースに足を運ぶ人も多いのではないだろうか。そこで気になるのがPCのバッテリー残量だ。「客先で充電が切れた」などというヘマをするわけにはいかない。近くに“電源カフェ”でもあればいいが、不慣れなエリアではそうした場所を探すだけで時間を取られてしまう。
そんなビジネスパーソンにおすすめしたいのが、大容量モバイルバッテリーだ。最近はUSB Type-Cポートを通じて電源入力できる「USB Power Delivery(以下、PD)」対応のノートPCが増えていることもあり、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスだけでなく、ノートPCへの給電を想定したモバイルバッテリーも増えてきた。
今回は実際に筆者が使っているものを例に、出先で“電源難民”にならないためのモバイルバッテリーの選び方を紹介していこう。
モバイルバッテリーを選ぶときに大切なのは、充電したいデバイスに適したものかどうかだ。例えば、筆者が現在愛用しているノートPCは、NECの「LAVIE Pro Mobile」だ。PD対応のUSB 3.0 Type-Cポートを搭載しているため、モバイルバッテリーもPD対応のものを選べばいいだろう。
筆者が愛用しているNECの「LAVIE Pro Mobile」。重さが837グラムと軽い上、体重100キロ以上の人が天板に乗ってもびくともしない頑丈さや、OSを「Windows 10 Home」か「Windows 10 Pro」から選べるなど、カスタマイズできるところが気に入って購入した
ちなみにLAVIE Pro Mobileのバッテリーのもちは「約20時間」となっているが、使い方や設定によっては、これを下回ることも多い。本来ならスリープ状態になっているはずのところで、CPUがフル回転していたこともある。「さあ使おう!」と出先でPCを広げたのに、電源が使えるのはあと1時間程度だった――なんてことになれば、話に集中できなくなってしまう。
こうした事態を避けるためにも、気軽に充電できるモバイルバッテリーは欠かせない。電源のないカフェやスペースでも作業できるし、移動中にバッグ内でPCと接続しておけば、複数の客先を立て続けに回るときも安心だ。
関連記事
- ノートPC、毎回持ち上げて見せてない? 外出先の“面倒”を解決するモバイルディスプレイ
- スライドさせるだけで印刷できるハンディプリンタ、リコーが発表 段ボールや上履きにも印字可能
リコーがハンディタイプのインクジェットプリンタ「RICOH Handy Printer」を4月17日に発売すると発表した。印刷したいものの上でスライドするだけでプリントできる。 - 今すぐ会社の備品にしたい文具4選 「乾かないサインペン」や「テープを切ってもべたつかないハサミ」
- 年末のデスク整理に最適 「地味だけどすごい」オフィスグッズ5選
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.