USB Type-Cポート非搭載のPCの場合は?
まずはPD対応のUSB Type-Cポートを搭載したノートPC向けのモバイルバッテリーを紹介したが、会社から支給されているPCは、専用のAC電源が必要なタイプが多いだろう。MicrosoftのSurfaceシリーズも、最新シリーズならUSB Type-Cポートを搭載しているが、「Surface Pro 6」や「Surface Book」はAC電源が必須だ。こうしたPCを使っている場合は、ACプラグを差し込めるモバイルバッテリーを選びたい。
筆者もLAVIE Pro Mobileを買う前は、AC電源必須なMacBook Air(13-inch, Mid 2013)を使っていたため、ACコンセント付きのモバイルバッテリーを重宝していた。それが米国のポータブル電源メーカー・Jackery(ジャクリ)の「PowerBar 83Wh」だ。
Barという名前の通り、ずんぐりとした棒状のモバイルバッテリーで、正方形の側面の片側にACコンセント、他方にデジタル表示インジケーター、電源ボタン、USB Type-Cと、2つのUSB Type-Aを搭載している。
AC出力は瞬間最大で100W(通常は85W)。USB Type-Aポートのひとつは最大18W出力のQC3.0に対応しており、電力入力ポートを兼ねているUSB Type-Cでも最大15Wで出力可能。
左からQC 3.0のUSB Type-A、15W出力のUSB Type-C、12W出力のUSB Type-Aポート。電源ボタンは長押しすることでACを起動させる。デジタルインジケーターが地味にありがたい
サイズは160(幅)×65(奥行き)×65(高さ)ミリで、重さは約730グラム、容量は2万3200mAh。荷物はなるべく軽くしたいが、電力もできるだけ多く確保したいという人にはおすすめのアイテムだ。
他には、サンワダイレクトの「700-BTL035」もおすすめ。2万2800mAhの容量を持ち、最大65Wで出力できるACコンセントを備えている他、合計で最大2.4Aの出力ができるUSB Type-Aポートも2基搭載。これひとつあれば、AC電源の必要なノートPCもモバイルデバイスも充電できる。難点は、約900グラムとやや重いところだろうか。
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