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JR各社、手数料なしできっぷ払い戻し 新型コロナで旅行を中止した場合:乗車券、特急券など
JR各社は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、乗車券などの払い戻しに手数料なしで対応する。通学定期券の払い戻しについても、特例措置も設けて応じる。
JR各社は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、乗車券などの払い戻しに手数料なしで対応する。
JR東日本は2月28日、旅行を見合わせる場合の乗車券の払い戻し対応について公表した。手数料なしで払い戻しに応じるのは、以下の理由で旅行などを取りやめた場合。
- 外務省による新型コロナウイルスに関する渡航中止勧告または退避勧告の発出を事由に旅行を見合わせる場合
- 新型コロナウイルスの罹患に伴い、旅行を見合わせる場合
- 新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的にイベント等が中止、延期または規模縮小などが決定したことを事由に、旅行を見合わせる場合
- 新型コロナウイルスへの感染防止を事由として旅行を見合わせる場合
対象となるのは、普通乗車券、特急券、グリーン券、指定席券など(定期券、回数券は除く)。往復きっぷなど、特別企画乗車券(おトクなきっぷ)は、各商品を販売している窓口で払い戻しに対応する(フリーパスタイプは使用開始前に限る)。きっぷ受け取り前のえきねっと予約、新幹線eチケット、モバイルSuica特急券については、各サービスの問い合わせ窓口で相談対応するという。
JR東海、JR西日本なども同様の払い戻し対応を実施すると発表している。JR東海のエクスプレス予約、スマートEXで予約した分については、会員サイトで案内する。
各社では、政府の臨時休校要請に伴い、通学定期券が不要になった学生への対応も実施。休校を理由に払い戻しをする場合は、申し出た日にかかわらず、最終登校日を最終使用日として払い戻しに応じる(手数料はかかる)ことで、駅窓口の混雑防止を呼び掛けている。
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